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CSS Nite in Ginza, Vol.64「文才からの開放〜設計思考で書く!Webテキスト表現術」の短い感想+ツイートまとめ

ども。火曜/金曜担当の@cremaです。

昨日(2012年7月19日)、アップルストア銀座で開催された『CSS Nite in Ginza, Vol.64「文才からの開放〜設計思考で書く!Webテキスト表現術」」にお邪魔してまいりました。

講師は、わたし界隈で「素晴らしいコピーライターさん」と名高いRockakuの森田哲生さんです。

森田さんを最初にお見かけした時は、確かUstreamの勉強会でお食事を作る「シェフ」として働いていらっしゃったり、カクメットをかぶっていたり、とにかく素敵にとんがった方だという印象でございました。

今回の講演では、比較的「堅め」の森田さんを拝見できて、とても興味深かったです。美声で知的な講師さん。

さてお話を聞いている間、私は例によって例のごとく実況ツイートしまくっており、それをTogetterにまとめていただきました。ということで、それはこの記事の後半にぺたりと貼付けておきたいと思います。

お読みいただけると、不参加の方にもなんとなく雰囲気が伝わるかもしれません。講演の内容はそちらでご確認ください。

それだけではなんなので、ツイートした以外の短い感想を記しておきます。

森田さんがおっしゃる「設計思考」の文章の書き方は、キーワードを(これから書く)文章の各所に配置し、見出しを配置し、だんだん本文を仕上げていくスタイルと言っていいと思います。

私が知っているそれとかなり似た行為が、「石膏デッサン」だな、と思ったのです。

石膏デッサンをしたことがある方はお分かりになるかと思いますが、いきなり完成されたものをはしっこから描いていくわけではありません。

石膏像の各パーツ(頭、首、目、鼻、口など)の比率をはかり、正中線を定め、全体的に同じぐらいの手数を均等にかけて、掴めるような立体感をじわじわと仕上げていく訳です(ものすごい手練は、はしっこから完成されたデッサンを描くことができますが、一般論として、ね)。

森田さんがおっしゃる文章の書き方はそれととても似ていて、完成された文章をいきなり頭からおしりまで書き上げるというのではなく、ゴールを見据えて重要要素を所定の位置に配置し、じわじわと全体的に仕上げていくスタイル。

私個人の中では「石膏デッサン的コピーライティング」として、とても実感しやすいものでした。

もう一点、お話の中で用いる比喩や手順が、とてもとてもよく煮込まれて的確なものだったので(「カレーのレシピ」とか、「サッカー」とか)、内容が実に分かりやすく、頭にすんなりと染み込んできました。

いまのこの記事自体は森田さんのスタイルを活かして書いていませんが(ごめんなさい><)、次回の記事からは実践してみたいと思います。

鷹野さんと森田さんに私信ですが、その日別件で非常に急いでおりましたため、質疑応答の最中に大変失礼な感じで退席してしまい、誠に申し訳ございませんでした。またの機会に、きちんとお話しさせてくださいませ。

それでは、Togetterを貼っておきます。