linkerは「人と人」「人と情報」「人と物」をつなぐデザインユニットです。

アウトラインプロセッサ「Story Editor」で、快適執筆。

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火曜/金曜担当の@cremaです。

最近、長文を書く仕事が続いておりまして、色々なエディタを試しつつコツコツ執筆しています。

以前@taku-workがご紹介したOmniOutlinerや、私がご紹介したTeraPadとJedit Xなんかも素敵エディタなのですが、本日は懐かしエディタ探訪。Twitter用Windowsクライアント「Twit」の開発で有名な@cheebowさん作の「Story Editor」を取り上げてみたいと思います。

Story Editorは、いわゆるアウトラインプロセッサ。文章の枠組みを階層構造を持った見出しで管理して組立可能なアレです。

3ペインのこんな画面で、左側に「ノード」(文章の小分けの単位)を立てていきます。

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ノードは親子関係や上下関係の入れ替えがドラッグ&ドロップで可能。

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長い文章を書いていくと、節を前後入れ替えたくなったり、階層構造を変えたくなったりするのですよね。そんなとき、ノードごとさくっと入れ替えができるので、本当に楽!

私はWeb関連のテクニカルな文章を書くのに使わせていただいているのですが、名前が「Story Editor」というだけあって、もともとは物語を書くことを想定されているはず。@cheebowさんは、小説や漫画も描かれていますし。ということで、こんなふうにキャラクターのノードを立てて、メモしておくこともできるのです。これで、どんなキャラがお話に出てくるのか忘れません!

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そしてテキストを書き出すと、こんなふうに自動で章や節単位の印を入れてくれます。素晴らしい。

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これを編集者さんにお渡しすれば、あとは素敵に編集してくださる!(はず!)

@cheebowさんの人柄が分かるソフトウェア

なんといってもこのソフトウェアの(個人的な)ハイライトは、ヘルプの中の「よもやま話」ですw

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例えば「Ver2.00のよもやま」の中には、こんなことが書かれています(あ、これ、すごーく昔の話ですから、今の会社の話ではないですよ!)。

 私事ですが先日会社を退職して、フリーのプログラマになりました。
 今のところ、のんびりとやっています。
 フリーソフトを作りつつ、仕事も一生懸命にやり、のんびりと余暇を過ごす。
 そんな生活を実現していきたいなと思います。

こんな個人的な事が書いてあるヘルプファイルって、そんなに多くはないと思うのですが、いかがでしょうかw

数年前からStory Editorを使わせていただき、このヘルプファイルを読みながら、「この作者さんってとっても良い人なんだろうなぁ...」と思いを巡らせていたわけなのですが。

まさか仕事の打ち合わせ中に「あ、@cheebowさんご紹介しましょうか?」と出会い、その後色々仲良くしていただいて、数年後Movable Typeのイベントで一緒に大阪・名古屋遠征をすることになろうとは。

人生って不思議ですね。

@cheebowさん、今後とも末永くよろしくお願いいたします。

動作環境

配布ページによると。Microsoft Windows95以上とのこと。私はWindows XP SP2環境で使っております(頑固ですみません)。VistaとかWindows7環境で動くのかは、試しておりませぬ。すみません。ぺこり。