Woman's Web Fes in Takamatsuでお話ししてきました。
ども。火曜/金曜担当の@cremaです。
予告したとおり、先週末高松で開催された「女性のためのセミナー・イベント Woman's Web Fes in Takamatsu 2012」にて、40分の講演をしてまいりました。
タイトルは「東京デザイナー暮らし『ここだけの話』スキルの仕入れ方&売り方を考える」ということで、決して花形コースではないフリーランスデザイナーのスキル形成と仕事の取り方について、私が思うところを余すところなくお話しできたように思います。
また、同時に登壇された5人のみなさまのお話も、子育てとお仕事の両立方法があり、インフォメーションアーキテクトのお話があり、男性と女性の購買行動の違いの解説があり、と、本当にバラエティ豊かで勉強になる内容でした。
有料イベントなのでスライド等を公開できないのが残念ですが、登壇者のおひとりでもある藤田淳子さんがWoman's Web Fes in TAKAMATSU - Togetterをまとめてくださっているので、よろしければご覧ください。
それでは、いくつかの関連トピックについて、書き記しておきたいと思います。
女性のライフスタイルは色々
今回登壇した6人の女性は、既婚/未婚、子供がいる/いない、会社員/フリーランスなど、色々な属性が異なる組み合わせの皆さんでした。
「Web業界で働く女性」と括っても、やはり仕事スタイル/ライフスタイルは、人それぞれなのですよね。
フルタイムで会社でお仕事する方、自宅で決まった時間内に集中してお仕事する方、私のように趣味と仕事を混在させて働くひと......。みなさん、ご自分に最適な方法で活躍なさっています。
私としては、「女性はこうであらねばならない」という型にはまらず、様々なタイプの女性がお仕事をしていることが、とても心強く思えました。
どんなことにも、「豊かさ」の影には必ず「多様性」があるはずで、様々なライフスタイルが許されるWeb業界は、ずいぶん成熟しているのだろうなぁと感じます。
これからもおそらく「Woman's Web Fes」が開催されていくと思うのですが、そこでもっと色々なタイプの女性に出会えたら素敵ですね。
やっぱりリハーサルは大事
話が変わりますが、今回も講演の前に、数名の友人の方にリハーサルにお付き合いいただきました(ありがとうございます!)。
リハーサル実施日に台風が東京を直撃したため、Googleハングアウトでの実施となりましたが、通しで40分お話を来ていただいたあと、存分にダメ出しをしていただきました。
伝えたいことが多すぎて焦点がぼけてしまっていたスライドを、シンプルでタイトにまとめることができたのは、皆さんのおかげです。また、使っている言葉が強すぎたり意味が分からなかったりした部分も、しっかり修正することができました。
このリハーサル以外にも通し練習は合計4回は実施し、「時間内に終わらせる練習」「自分が喋っているイメージをつかむ」という目的を達成できたと思っています。
皆さん実行なさっているとは思いますが、人前でお話しする前には、本当に練習は必須ですね。
その他自分の講演について振り返る
今回の私の講演の最大の反省点は、「声が震えて緊張しているように見えてしまった」ということです。
いつも注意される「スライドを見ない」「下ばかり見ない」「焦って早く喋らない」「聴衆を見渡す」「えー、あー、を多用しない」ということは、かなりクリアしていたと思うのですが。
マイクに息がかかるのを避けるために息をしないで喋っていたのでしょうか、喋っているうちにどんどん苦しくなって声が震え、精神的にはそこまで緊張していないにもかかわらず、すごく声が震えてしまったのでした......。
マイクを使った発声方法や長時間発声するときの呼吸など、まだまだ練習と研究が必要なポイントです。
また、私は文字だけのスライドが好きなのでついつい「1ページ1行」が延々と続いてしまいがちなのですが、イメージをつかんでいただくための効果的な写真の使用についても、試行錯誤が必要ですね。
高松の方々の静かな情熱と繊細さは特筆すべき
今回、生まれて初めて四国に足を踏み入れ、香川県の方々とイベントをご一緒することができたわけなのですが。
講演中はわりあい地元の皆さんの反応が薄く、うなずいてくださっているのが大阪や東京から来たひとばかりだったので、「あまり響かないお話だったのかなぁ」とちょっと心配してしまうぐらいだったのです......。
しかし、懇親会では様子が一変。
懇親会でお話しした皆さんは、どのひともどのひとも「ここが良かったです!」「こういうことを聞きたいのですが」と、積極的にお話ししてくださいました。
「なるほど、皆さん比較的感情を表に出さず、心の中で熱く考えるタイプなのね」と自分でも思いましたし、実際に地元の方々もそうおっしゃっていました。
県民性ってやっぱりあると思いますので、今回は香川の特色に触れることができた気がしています。
また、香川出身のスタッフや登壇者のみなさまが、どの方も非常に心遣いが細やか!
空港への送り迎え、イベントの段取り、翌日の観光......。どれをとっても感激してしまうおもてなしの心でサポートしていただき、すっかり香川県=うどん県ファンになって帰京しました。
お招きくださったWebridge Kagawa (ウェブリッジ カガワ)の山崎さんをはじめ、お世話になった全てのみなさまに感謝しております。ありがとうございました!
なお、最後になりますが、冒頭の写真はhamnaly(ハンナリィ)の矢部靖人さんが撮影してくださいました。静岡からいらしていただき、本当にありがとうございます!