最近Huluで見ている映画あれこれ。
火曜/金曜担当の@cremaです。
ゴールデンウィークもそろそろ終わりに近づきつつありますが、いかがお過ごしでしょうか。
私は最近、夜寝る前にHuluで映画を一本見る習慣が定着しつつあります。
ということで、最近見て面白かった映画(ドラマ)を、いくつか挙げておきますね。タイトルをクリックした先で、試聴できるみたいなので、気になったら見てみてくださいまし。
高慢と偏見
18世紀イギリス貴族社会を舞台にしたジェーン・オースティンの小説をBBCがドラマ化したもので、「テレビ放送中には通りに人がいなくなった」とかならないとか。『君の名は』みたいですね。
平たく言うと、主人公の気だての良い貴族の娘リジーと、億万長者だけど超プライドが高くてめんどくさいMr.ダーシーの「ラブコメ」。大事件は起きないけど、とにかく主人公達の心の動きにハラハラドキドキするお話です。
「女性は財産を相続できず、お金持ちに嫁ぐしかない」というような当時の社会情勢を学ぶこともできますし、胸を強調しつつもゆったりとして可愛いファッションにも魅了されます。
スーパーサイズ・ミー
マクドナルドの食べ物だけで一ヶ月間過ごしたら、人体にどんな影響が出るかを実験したルポタージュ的映画。
一ヶ月後には、とっても悲惨なことに......。かなり政治的メッセージが強いので好き好きだと思いますけれど、アメリカの食生活の一側面を知るには良さそうです。
全然関係ないですが、マクドナルドって英語圏では「マクダーナル」という感じに発音されるんですねぇ。見終わったら無性に野菜が食べたくなるかも。
プレシャス
これもアメリカの社会問題を深くえぐった作品。黒人の低所得者層の家庭で生まれ育った肥満体の少女「プレシャス」が、これでもかこれでもかとひどい目に遭いながらも、人生と戦っていく物語です。
ネタバレは控えますけれど、見終わったら鬱になるぐらい、厳しく辛く哀しい運命なのですよね......。彼女が「Why me?」とノートに書き付けるシーンは、「どうして私がこんな目に遭うのか?」という心の叫びが胸に刺さって、とても痛いのです。
それでもなんだか明るさと希望が残るのは、プレシャスが空想好きで、自分が幸せなスターになっている妄想シーンが頻繁に挿まれるからなのかもしれません。
お母さん役のモニークというコメディエンヌがアカデミー賞助演女優賞を受賞したそうですが、それも納得のリアルな「虐待母」っぷりです。
それから、マライア・キャリーとレニー・クラヴィッツが、まったくスターのオーラなしに普通の役を好演しているのも、見どころかも。特にマライアは、誰だか本当に分かりませんでした。驚愕ものです。
リトル・ヴォイス
プレシャスがアメリカの母娘の確執なら、リトル・ヴォイスはイギリスのそれを描きます。
アバズレの母と、他人と話せないけれどジャズだけは天才的に歌える娘の、愛憎と成功と転落と解放。という感じですね。
主人公を演じる女優ジェーン・ホロックスが吹き替えなしでマリリン・モンローやジュディ・ガーランドの「完コピ」をしているのは、かなりの見どころです。
リトル・ヴォイスを好きになる男性役でユアン・マクレガーが出てるのですが、結構地味かな......。いい人そうな感じですけど......。
ファッションが教えてくれること
アメリカ版ヴォーグ編集長で「氷の女王」と呼ばれるアナ・ウィンターのドキュメンタリー映画。
彼女をとても悪いモデルとして描いた「プラダを着た悪魔」と、よくも悪くもかなり赤裸々に描いた伝記「Front Row アナ・ウィンター ファッション界に君臨する女王の記録」を見た(読んだ)あとにこのドキュメンタリーを見ると、「あら、結構いい人なのかも?」と思ってしまうのが不思議です。
それにしても、ハイファッションの世界は、熾烈ですね......。
銀座の恋の物語
半分までしか見てないので何も語れないのですけれども、1960年代の東京の風俗とファッションを窺い知ることができる、貴重な資料映像のように感じました。って、ひどいですね、すみません(汗)
取り急ぎは、こんな感じですかね。あとは、なーんにも考えたくない時に、「ブルー・プラネット」などのいわゆる「自然もの」を見て、ほんわりしております。
やばいな。月額980円で、ちょっと廃人になりつつあるかもしれません。とにかく、連続ドラマだけには手を出さないように、自制しています......。