linkerは「人と人」「人と情報」「人と物」をつなぐデザインユニットです。

【追記あり】イベント管理サイト「PeaTix」をご紹介いただいた件。

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※吉松さんご本人からコメントいただきましたので、最下部に▼追記しておきますー。

ども。火曜/金曜担当の@cremaです。

先日「イベント管理にFacebookがふさわしいか考える。」という記事を書いたところ、自分が思った以上に賛否両論の反響があり、ちょっとびっくりいたしました(といっても、微々たるものですが......)。

さらに、思いがけない方からメールを頂戴したので、皆さまとシェアしたいと思います。

メールをくださったのは、吉松史彰(@fumiakiy)さん。以前シックス・アパート株式会社でMovable Typeの開発をなさっていた方で、現在はOrinoco株式会社というところでイベント管理やチケット販売のWebサービス「PeaTix」を手がけられているとの由。イベント管理サービスに関して私が望んでいることが、「PeaTix」で色々できますよ!という趣旨のメールだったのでした。

おお、このWebサービスは知りませんでした!ということで、早速覗きに行ってみることに。

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ざっと見てみると、無料イベントを作成/管理するのは完全無料。有料イベントに関しては、クレジットカードによる料金徴収を代行してくれて、チケット売上の6%が手数料として徴収+トランザクション料1回につき40円なのだそうです。イベント参加料金が一度orinicoさんにて集められるというのは賛否ありそうですが、プラスに考えると、面倒な料金徴収の手間を代行してくれるのはいいかも。イベント終了後5営業日以内に、自分の指定した銀行口座に手数料を引いたあとの代金がふりこまれるシステムだそうです。

これはいいなと思ったのは、チケットの発行および管理システム。

イベント管理者は、「VIP、S席、A席」など値段の違うチケットを数種類設定し、それぞれ販売枚数を設定できます(無料のチケットも設定可能)。イベントに申し込んだ人に対してQRコードつきのチケットが送付され、イベント会場受付でイベント管理者のiPhoneやiPod touch上のPeaTiXアプリにて参加者のQRコードを読み取って受付処理できるのだそうです。

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参加者がQRコードを当日表示させる携帯端末を持っていることがほぼ必須となりますが(一応QRコードをプリントする手段も残されているっぽい)、昨今の10〜40代ぐらいの方を対象にするイベントでしたら、ほとんど障害にはなりにくそうですね。受付で名簿を延々と探し長い行列ができてしまうリスクが身に染みているので、QRコードでささっと入場処理できるのであれば、参加者開催者ともに満足度が高そうです(実際のイベント開催時には「受付前にQRコードの表示をお願いします!」と声がけをする人員配置なども検討すべきですね)。

次に、実際に架空のイベントを作って、使い勝手をざっと見てみました(クリックで大きなスクリーンショットがご覧になれます)。

「イベントを作成」をクリックすると、モーダルウィンドウでイベントに関する情報入力を促されます。
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その後に、ログイン画面が。TwitterおよびFacebookアカウントでログインできます。
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チケット種別や販売枚数を設定する画面。これは、他のシステムではまだ見たことの無い機能だったので、使ってみたいですねぇ。椅子席or立見など、色々使う場面はありそうです。
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イベントの詳細を入力する画面は、画像もはりこめるWYSIWYGエディタ。
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細かいところですが、入力必須項目の表現が分かりやすいのが素敵です。
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会場の住所を入力すると、Googleマップをひっぱってきてくれます。
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イベントを公開すると、TwitterかFacebookまたはメールで共有することも可能。そのうちGoogle+対応したりするのでしょうか?
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参加者管理画面も見やすそうなUI。イベント参加者の一覧をCSV形式でダウンロード、イベント当日に参加者をチェックイン、 QRコードチケットを参加者に再送信が可能だそうです。また、参加者名簿を「参加待ち」「チェックイン済み 」「キャンセル済み」「招待中」のステイタスで分けて閲覧できるのが良さそうですね。
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そんなこんなで、できあがったイベント画面がこちら。シンプル可愛い分かりやすい感じですね。うーん、実際のイベントで使ってみて試してみたいなぁ。
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ということで、こういったサービスは実際のイベントを運営してみてこそ真価を発揮するかと思いますが、かなり検討の価値がありそうだなと感じました。次になにか飲み会を開催する際にでも、試してみようと思います:)

それにしても、まさか吉松さんにメールをいただくとは思っていなかったのでかなり驚きましたが、ありがとうございました。またなにか気付いたことがありましたら、フィードバックさせていただきます!

2011年7月27日(水)14:05追記

吉松さんご本人からコメントいただきましたので、追記しておきますー。

黒野さん、ご紹介ありがとうございます!!!

> 参加者がQRコードを当日表示させる携帯端末を持っていることがほぼ必須となりますが

QR コードはメールで送られるので、メールを印刷してきてもらうことももちろん可能です。

また、当日に PC とネット接続があれば、参加者管理画面でお客様を検索してチェックインすることもできます。同様のインターフェイスはiPhone アプリにもあるので、iPhone があれば PCがなくても同様の操作は可能です。なので、受付でお客様の本人確認ができれば、QRコードをスキャンしなくても、受付することはできるようになっています。QR コードを使うほうがもちろん簡単で早いのですが。

重ねて、すてきな紹介記事を書いていただいて本当にありがとうございます。今後とも PeaTiX をよろしくお願いします!