本『20歳のときに知っておきたかったこと』はオススメです
みなさん、こんにちは、まーしーです
週末アジアンマーケットに行ってきました。アジアンだと中国なのか韓国なのか日本なのか分かりませんが、今回は韓国でした。とはいえ日本のものもちらほらありましたね。
先日書きながら考えていたことや、以前読んだ「小飼弾の 「仕組み」進化論 」を読んだ時にも考えたりしていたのですが、失敗、チャンスなどと言ったことに対して考え直すきっかけとして、「20歳のときに知っておきたかったこと スタンフォード大学集中講義 」はすごくオススメの一冊ではないかと思います。
結構売れているかと思うので読んだ人も多いのではないでしょうか。
チャンス・問題
これまでと特にかわらず同じようなことばかり繰り返しているとチャンスも見つけられないですし、気づくと自分の立ち位置も危うくなってくる可能性があります。
そういう思いをもっていてもなにかしら行動が出来ない場合もあるでしょう。
この書籍内でもこのようなかんじで紹介されています。
チャンスは無限にある
問題の大きさに関係無く、今ある資源を使ってそれを解決する独創的な方法はつねに存在する
往々にして問題を狭くとらえすぎています。ありきたりな方法に飛びつく人がほとんどです。
〜〜略〜〜
元手がないのは言い訳にならないということを後々よく考えます。解決されるのを待っている問題は、いつでも身近にあるのですから
結局のところ見つけられないだけなんだとは思うのですが、それは注意力が足りないだけなんですよね。
現場にいる人ほど、日常的に問題にぶつかっているので、その状態に慣れきってしまい、問題に気付きもしないし、ましてそれを解決する独創的な方法など思いつかない、ということです。
わたしたちはふだん、ブラインドを下ろし、踏みならされた道を歩きがちで、立ち止まって周りを見回すことは滅多にありません。でも、外国を旅すれば、見るもの全てが新鮮で、密度の濃い体験ができます。視点を変えることで、毎回面白い発見ができるのです。
ロンドンに来たときと今とでは見える世界がやはり違っています。いい意味で違うのであればそれは歓迎すべき事かもしれませんが、多くの場合はそうとは言えない気がします。
日々の仕事や生活のなかでのことはもっと長い時間がたっているでしょうからなおさらな気がしています。
どうにも発見できないといった場合は
「特徴がはっきりしたニーズこそ、発明の素」
〜〜略〜〜
問題を明確に定義できれば、その解決策はおのずから明らかになるのです。ニーズを掘り起こすのに必要なのは、世の中のギャップを見つけ、それを埋めることです。
という感じでまずはギャップを見てみる。ニーズがありそうなところに意識的に目を向けてみる事じゃないでしょうか。
変化
チャンス、問題、ニーズを見つけたとしたら行動を起こすことです。
まずはかえる必要があります。
常識を疑うためにあげられている例としては下記のような者がありました。
特徴を挙げる→特徴を逆にする→残すものを選ぶ
時間をかけて常識だと思われていることをあらいざらいあげていくこと。常識は世界観の中に根付いていてなかなか気づかないことが多い
従来のルールを破るのは難しい。
最高の案と最悪の案を出しあい、最高の案は破棄して別のチームがあげた最悪の案を最高の案に練り直す作業をする
その上で自分自身を変える事が必要でしょう。
自分に何ができるのか?それを決める最大の要因は、心がまえです。本物のイノベーターは問題に真正面からぶつかり、常識をひっくり返します。
「できないことなどない、とのんでかかることで、決まりきった枠からはみ出よう」
小さな目標を決めるよりも、大きな目標を掲げた方が楽なことがおおい
自分を変えるというのは難しい事でもあります。
自分の持つスキルの幅を積極的に広げ、リスクを取って新しいことに挑戦する人の方が、自分のスキルや潜在能力はこれだと決めつけ、決まった役割に徹する人たちにくらべて成功する可能性がはるかに高い
ただ、難しい、リスクばかりとれないという事を考えるまえに、こういうこともある、というのを知っておくことは良さそうです。
必要なのは許可です。
自分に許可を与えるだけ。
自分がほしいものを求める
自分のスキルと経験を活かせる方法を見つける。
いち早く動こうとする。
過去の実績を乗り越える。
チャンスは常にあり、見つけられるのを待っています。
自分に対して許可を与えるだけです。
失敗と言い訳
チャンスをつかみにいく、問題を解決しに行く、自分の幅を広げるリスクを取りに行くと失敗はつきものです。
失敗についての考え方は様々でしょうが、このような感じで紹介されています。
失敗のレジュメの作成のすすめ
失敗はまた、その人がスキルを広げる挑戦をした証でもあります。
自分でやってみもしないで学ぶことはほとんど不可能です。賢い失敗を評価すべき。
クリエイティブな組織を作りたいのであれば、何もしないことは最悪の類の失敗
評価が成功のみに基づいているとやはりリスクをとるのは賢い選択とはいえないでしょう。組織がそうならないようにするためには失敗に対する評価基準的なものも必要なのかもしれません。
これらには失敗は避けられないという前提があります。
失敗は避けられないものであること、成功のカギは、すべての弾をかわすことではなく、いかに素早く立ち直るかにあることを知っていたのです。
なんでもかんでも失敗してよいということではありませんが、失敗から学べるものがあるからこそ、失敗したらそこから立ち直る重要性が語られれています。
失敗してしまった場合つきものなのが言い訳です。
人はするべき努力をしなかったという事実を繕うために言い訳をします。
〜〜
本気でそうする気があるなら、実現する方法をひねり出しているはずです。
結局のところこれにつきるわけです。耳が痛いところではありますが、まさにこの通りだと思います。
環境が良くないのであれば環境をよくするために何か行動を起こしておくべきでしょう。そのためのルールや仕組みを用意しておくのでも良いのではないかと思います。
やれることはあるはずです。
ということで
色々考えていることがあるなかでとても刺激的な一冊でした。
そのほかにもこのようなところが気になりました。
- 情熱とスキルと市場が重なり合うところ。 それがあなたにとってのスウィートスポットです。仕事がただ生活の糧を得る手段で、仕事がおわった後趣味を楽しめるのではなく、仕事によって生活が豊かになるすばらしいポジションを身につけることになります。
- 自分の生活やキャリアは頻繁に点検することが大切です。こうした自己評価によって、卓越するには新しい環境に移るべきだという事実を受け入れられるようになります。
- 毎日、あるいは週に一度、自分の生活や仕事を振り返り、調整して、たえず最適化を図ってる人たちがいます。
- 交渉を効果的に進めるには、自分自身の最終目標と同様、交渉相手の目標も理解するようにつとめ、ウィン・ウィンの結果を模索し、いつ交渉の席を立つべきかを知っておくことです。
まだ読んでいない方は書店で見かけたら手に取ってみてはいかがでしょうか?