linkerは「人と人」「人と情報」「人と物」をつなぐデザインユニットです。

古い書体が好きな人にオススメの本など。主に1900年代前半の印刷物載っています。

ttl_book.jpg

こんにちは、taku-workです。
ステキなフォントを見ると、自分でも作ってみたいなぁって思います。
空き時間プロジェクトとしてコツコツやるのも良いかもですね。趣味はフォント作りです、みたいな感じで。

ということで、今回は古い書体が好きな人にオススメの本のおはなし。
温故知新ということで、古いものから何かを得るのにどうでしょうか。

Type: A Visual History of Typefaces and Graphic Styles 1901-1938

大型本です。1900年代前半の印刷物や活字見本帳、本の表紙などの図版がこれでもかと掲載されています。
セリフ体ばかりでなくサンセリフ体も豊富なので、幅広く見ることができて良い感じ。

110209_01.jpg

また本についてくるカードに記されたIDを使うと図版がダウンロードできます。
古本で買う際は注意ですね。
この本はvol2で、vol1のほうは1600年前半〜1900年までの印刷物が対象となっています。

Active Literature: Jan Tschichold and New Typography

1900年代中盤に活躍したタイポグラファー、ヤン・チヒョルトの作品を見ることができます。

110209_02.jpg

書体のラフデザインなど手書きの資料も豊富です。
書体だけに限らず本の表紙のタイポグラフィーなどのラフも興味深いところです。

ということで、

半世紀以上も前のデザインなので現在ではなかなか使いどころが難しい書体も多いですが、温故知新ということで、ふとした時に何かの役に立つかもしれません。
うまいこと自分の中に取り込んで新しい表現につながるようにしたいなぁと思う次第です。