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第1回Ustream座談会参加レポート(その2)

火曜/金曜担当の@cremaです。

今日は、前回の記事「第1回Ustream座談会参加レポート(その1)」でのログをまとめて、私なりに学んだUstreamする際のポイントを挙げていきたいと思います。

私は音楽や放送や動画編集のことは本当に素人ですので、誤った記述やあまりにも基礎的すぎる内容が含まれると思いますが、詳しい方からの厳しく優しいご指摘をお待ちしております。

まずは、機材を揃えるべき

私は、時期的には早くからUstreamに触れていたユーザーではありましたが、その後深く勉強することを怠っていたため、機材を購入することがありませんでした。必要があってUstreamする時には、MacBookの内蔵カメラとマイクをそのまま使っていました。

しかし、座談会当日、カメラの視点を変えようとしてMacBookの向きを変えた私に、他の参加者の皆さまからの失笑が漏れました。まぁ、そうですよね(汗)。MacBookの向きが自分の方を向いていなかったら、中継中にチャットをすることすらままなりませんし......。

というわけで、先生方が指摘なさっていた機材を、私はこのように記憶しています。

  • PCから独立して使えるWebカメラ
  • カメラをセッティングする為の小物
  • マイク
  • 音源を切り替える為のミキサー
  • 効果音を随時出す為の「ポン出し」用ソフトまたはハード
  • 出演する時の衣装など

では、それぞれの機材について、ひとつずつ見ていきたいと思います。

PCから独立して使えるWebカメラ

主催者の@gakuさんが座談会そのものを中継していたのが、BT-1というBluetoothWebカメラ。無線なので、自由な場所に自由な向きでカメラを置くことができます。15畳程度の室内の片方の端にMacをおき、反対側にBT-1を置くぐらい離れていても、きちんと動作していました。ただしMacしか使えないのが難点とのこと。

camera1.png

@himanainu_kawaiさんのオススメは、Microsoft LifeCam Cinemaです。画質が美しく、それなりに使えるマイクもついているとのことで、カワイさんのオススメでこれを購入するUstreamerの方が沢山いらっしゃるとか。私も購入する予定です。

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4 高画質時はフレームは毎秒15fps
5 ものとしての質感がよい

自由なカメラ視点を手に入れる為に、とにかくWebカメラの使用は必須であるように感じられました。

カメラをセッティングする為の小物

@himanainu_kawaiさんのお話しで印象的だったのが、以下の2点。

ひとつめは、Webカメラを置く台として適しているのが「キシリトールガムの空ボトル」というお話し。飲料のペットボトルだと大きさが足りないのだそうで、ガムのボトルが安定感があるそうです。また、撮影関係小物の収納にも便利とのことで、カワイさんはこのボトルを5〜6個ならべて使ってらっしゃるそうです。

ふたつめは、上からの視点の撮影をする場合などに、マイクスタンドが活躍しますよ、というお話し。料理の様子や手元の撮影など、真上から見下ろした感じでカメラを固定するには、マイクスタンドが便利なのだそうです。

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4 背が高い人にはおすすめできない

音声の質を向上する

次に皆さんがこだわっていらっしゃったのが、マイク。特に話題になっていたのが、以下のような点でした。

  • 多人数の会話を録音をするには。
  • 素人の出演者に、いかに自然に喋ってもらうか。
  • 急な笑い声などは、視聴者に驚かれたり、音が割れたりするので、その対処。

多人数の会話を録音するには、手で持つタイプのマイクなどではなく、平たくてテーブルの上に置くようなタイプのマイクを使われているようでした。何人かの皆さんがお持ちだったのが、このマイクです。

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同じカタチの製品で、ステレオとモノラルの両方があるこのマイク。私には理由がまだ理解できていないのですが、モノラルのほうがきれいに音が拾えると、皆さん口を揃えておっしゃっていました。

また、テーブルの上にこのようなタイプのマイクを置くと、機材をテーブルの上でいじったりするような音を拾ってしまうのだそうです。それを軽減する為に良いのが、家具を地震による転倒から防ぐ為の粘着シートとのこと。密着しすぎてしまうのを防ぐ為に、片栗粉などをまぶしてから使用すると良いようです。(@battaiwaさん情報)

さらに野外で録音する際には、風の音を防ぐ為に100円ショップで買ってきたスポンジに十文字の切り目をいれてマイクにかぶせればいいなど、独自ノウハウを色々と教えていただきました。

「素人の出演者に、いかに自然に喋ってもらうか」というのも、何回も繰り返し話題になっていました。いかにも「マイクです」というマイクがあると、どうが出演に慣れていない方は、あまり上手く喋れないのだそうです。それを防ぐ為に「存在感のないマイクを使う」というのが重要らしい感じでした。

メーカーや型番を聞き漏らしてしまったのですが、下の写真のような、小さくて肌色の目立たないマイクなどを使うと、かなり自然な気持ちでお話していただけるそうです。

mic.png

それから、他にも音関係で話題になっていたのが、「中継中にわっと盛り上がって大きな笑い声が起こった時に、音が割れたりして、聞いている人が聞きづらい」「咳とかくしゃみはマイクによく拾われる音なので、Ustを見ている人に過剰に体調を心配されるらしい。」というようなことでした。大きな音に制限をかけるにはリミッターというものを使うらしいのですが、すみません、まだ全然理解していません(汗)。

後もうひとつ私のメモに残っているのが、効果音を随時出す為の「ポン出し」用ソフトまたはハードというものです。

「ポン出し」という業界用語(?)を初めて知ったのですが、要するに各種効果音をストックしておいて、必要な時にボタンを押すと、その音が再生される道具、と理解しました(合っていますでしょうか?)。

ソフトウェア的なものとハード的なものがあるそうで、ソフトウェアで紹介されていたのは、Mac用の「サウンド効果再生ツール:Soundboard 」という商品でした。無料体験板もあるので、ちょっといじってみようと思います。

ハード的なものでご紹介いただいたのが、KORG SLIM-LINE USB KEYBOARD nanoKEYというもの。鍵盤のひとつひとつに効果音を割り当てて、押すと再生されるようです。実演を拝見できなかったので、今度どこかで見られればと思っています。

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1 作りが悪い?
5 ソフトシンセ目当てで購入するのも有り
2 自分には合いませんでした
4 価格相応・用途により真価を発揮
5 手軽な入力デバイスとしては評価できる機種。

さらに、もっともっとマニアックな(?)マイクや、音源を切り替える為のミキサー、DJ用機材などの紹介が沢山あったのですが、初心者である私の許容量を超えてしまったので、割愛させていただきます。いつか詳しい先生とゆっくりお話しできるチャンスがあれば、追加で学んでいきたいと思います!

Ustreamならではの、コマ落ち粗い画質への対応

最後に、「これは日常的にUstreamをなさっている人でないと分からないなー」と感心した事項をまとめておきたいと思います。

Ustreamは、テレビなどに比べれば遥かに画質が粗く、しばしばコマ落ちします。その特性を考慮して、「重要な時はあまり激しく動き過ぎない」「逆に場面転換したい時に激しく動くと、画面が切り替わる効果がうまく出る」などを実戦されているそうです(@Rockakuさん情報)。

さらに、複数の出演者がいる際に、視聴者に自分を印象づける為に、服装にも気を使っていらっしゃるそうです。色やカタチが印象的な帽子やヘルメットを着用したり、赤などの原色の服を着たり。

これは、次回Ustreamに出演する時に、すぐに実戦できることなので、試そうと思います(笑)。

まとめ

ここまで書いてきたことでも、当日のお話しの三分の一にも、満たない情報量だと思うのですが、完全に私の許容量をオーバーしてしまいました(涙)。

第2回Ustream座談会や合宿なども開催される可能性があるらしいので、継続して参加し、Ustreamerとして成長していこうと思います! ご興味がある皆さまも、ぜひ一緒に勉強しましょう!