現実世界に書き込みできちゃう「セカイカメラ」を都庁展望台で使ってみた。
こんばんは!@cremaです。
先日、益子さん・小林さん・西畑さん達と、新宿歌舞伎町の本格四川料理「川香苑(せんこうえん)」にご飯を食べに行きました。その折に、株式会社TSUDUMIのマツダさんから「linker journalの前ふり部分に出してくれ!」と強くリクエストされたので、写真を掲載しておきます。
ガクさん・ヴィッツさん・マツダさん・みどりかわさん、見てるー?(笑)
とすみません、すっかり前ふりを私物化してしまいましたが、今日の話題は、昨日(2009年9月24日)リリースされたiPhoneアプリ「セカイカメラ」のことなど。
現実世界にタグをつけられるiPhoneアプリ「セカイカメラ」
「セカイカメラ」とは、緯度と経度の情報を利用して、現実世界にレイヤーを重ねるようにタグをつけることのできるiPhoneアプリです。このような技術のことを「拡張現実」「Augmented Reality(略称AR)」というようですね。
と書いても何のコトだか分りにくいので、実際に「セカイカメラ」を使ってどんなものだか試してみましたよ。
多くの人がタグ(エアタグといいます)を投稿している場所が良かろうと思い、バスに乗って西新宿の東京都庁展望室に向かってみた私。
都庁の入口に、「セカイカメラ」を起動したiPhoneを向けてみると...。
お、早速地名のエアタグ(追記:ランドマークっていうのかも?)が浮いていますね。
さらに展望室に登り、窓の外にiPhoneをかざしてみました。連なるようにエアタグが浮かんでいます。
これらは「セカイカメラ」のユーザーが「この場所」に貼り付けたタグなのです。テキスト・写真・音声を、今いる場所に貼り付けることができ、それを他のユーザーと共有することが出来ます。ところで、みんな何を書いているのかしら。
今日の段階では、わりとこういう「いまココ」系なタグが多かったかも。私も、テキストと向かい側のビルの写真を投稿してみました。テキストにつける吹き出しと写真の周りの枠は、数種類のデザインから選択できます。
こんな風に、音声を最大30秒録音して、その場所に貼り付けることができます。どうせなら、森の中で小鳥の声などを貼り付けたいなぁと思いました。
タグを閲覧する時は、色々な条件でフィルタリングすることもできます。そのうち同じ場所にうじゃうじゃタグが重なっていくと思うので、フィルタリングはかなり重要な機能になるでしょうね。
私のファーストインプレッションを箇条書きに
- 空間に記憶を記録していくSFを、すごく思い浮かべました。
- 同じ場所に毎年エアタグを投稿しに行って、思い出を層のように重ねることもできるかもしれないなぁ、と。
- 皆さんが書いている「電脳コイル」を見ていないので、絶対見ようと思っています。
- それにしても、やっぱりこれは「眼鏡型」で使いたいですね。
- 同じ場所に沢山のタグが重なっていった後の処理が、どうなっていくんだろうと思ったり。下のほうのタグが触れなかったりするので。
- 「セカイカメラ」でエアタグを見ることは、浮遊した霊や魂を見ることに似ているんじゃないかと、ふと思いました。
- 特定のユーザ名で検索してエアタグを探すことは、今のところできないっぽいのですが、実装したらどうなるでしょうか?ストーキングに使われてしまうかな?
注意事項
@cipherさんがTwitterで注意喚起をしていらっしゃったので、引用しておきますね。
で、何度も言うけどセカイカメラでTwitterにポストしてる人は、自分のプロフィールの場所が置き換わってるかもねかーもねそーかもね。数字の羅列は緯度経度。そのままGoogle Mapsに持っていけば場所が表示されますから。自宅になってないことを祈る(謎)
位置情報を利用するiPhoneアプリを使う際には、プライバシーには充分注意することが必要かと思われます。