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デザイニング・ウェブナビゲーション読書会第2部を行いました。

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こんにちは、taku-workです。
ひさしぶりにふがしをたべました。個人的に流行りそうな予感です。大人買いの予感です。 

さて先日「デザイニング・ウェブナビゲーション - 最適なユーザーエクスペリエンスの設計」の読書会の第2部が行われました。
前回に引き続き、今回も株式会社コンセントさんにご協力頂き、サロンをおかりしての開催です。

第2部となる今回は、デザイニング・ウェブナビゲーションの書籍第2部の6章〜10章を読んでいきます。
監訳者の長谷川さん、浅野さんにも参加いただき解説を交えながらの読書会という何ともステキなことになっています。

前回と同様に参加者の中で1章ずつを担当していただき、サマリーを発表、そしてそのあとディスカッションをする形になっています。
ということで、ざっくりと流れをおいつつ、ためになったことなどを。

より設計の段階に近い内容

前回の書籍第1部と第3部が概念的な部分やサイトの要素ついての内容が多かったのに対して第2章は設計の段階により近い内容となっています。
サイトの評価や分析、サイトを設計する前の段階のこと、サイト構成やナビゲーションの設計など実際に設計する段階のことが多く書かれています。

評価、分析について

サイトを作成する前段階で評価、分析があります。
第6章では評価について、第7章では分析について体系的に書かれています。
いろいろな手法を紹介してあるので、必要に応じて使い分けることが必要だなという印象でした。
また、評価分析のフェーズに予算をあまり割けない規模の案件への落とし込みをどうするかも今後考えていきたいなと思う部分でもあります。

レイアウトについて

第9章ではナビゲーション設計にまつわるレイアウトについて書かれています。
ワイヤーフレームの作成の項目では「ゴールから開始する」とありました。
自分の経験では最終的にサイトの目的に向かっていくようには考えていたものの、「ゴールから」ということは日頃あまり意識せずに作り始めていたので、これを機にもうすこし考えてみようと思う部分でもありました。

この章で出てくる「ゲシュタルト効果」はグラフィックデザインの分野でも引き合いに出る部分ですが、いきないゲシュタルトと言われてもわかりづらい部分でもあります。
心理学の一分野なのですが、デザインの基礎の本などで近接・類同・閉合・連続といったものは同じグループに見えやすいよ、という具合に書かれているアレですね。
ほかにもいろいろとゲシュタルト効果を持つ要因があるので調べてみるのもナビゲーション設計・レイアウトの役に立つかもしれません。

ということで

ということで今回の読書会第2部はサイトの設計に関わる部分での勉強をするができました。
若干議論の展開が少なかったかなと反省するところもありましたが、設計部分での知識を深めることができたので良かったともいます。
また、長谷川さんから参考資料としていろいろと実例や海外の参考になる情報を見せていただいたりと本以外の部分でもためになりました。

参加頂いた方々、監訳の長谷川さん、浅野さん、そして株式会社コンセントさん、ありがとうございました&お疲れさまでした。

前回行われた第1部の様子はこちらの記事をどうぞ。