linkerは「人と人」「人と情報」「人と物」をつなぐデザインユニットです。

「純粋なる形象 ディーター・ラムスの時代 - 機能主義デザイン再考」展にいってきた。

090613_00.jpg

こんにちは、taku-workです。なぜか行く先々のコンビニでフリスクのユーカリミントが売っていません。
スペアミントではちと辛い、ライムではちと物足りない。そんな気分が続いています。

さて先日、府中市美術館で行われている「純粋なる形象 ディーター・ラムスの時代 - 機能主義デザイン再考」展を見てきました。
ブラウン社(BRAUN)のデザイナーとして有名なディーター・ラムスのデザインした製品を中心に展示されています。
これ、すごい楽しみにしてたんです。ようやく見にいけました。

090613_01.jpg

今でも通用しそうなブラウン製品

デザイン系の書籍や雑誌などではたびたび目にするラジオ・レコードプレーヤー「SK-4」にはじまり、スライドプロジェクターやオーディオ、キッチンツールなどのブラウン製品が並んでいます。

ブラウンの製品が展示会場のメインに置かれ、そのわきにはトーネットの椅子や、ヘリット・リートフェルトの「赤と青のいす」なども展示されていました。
20世紀初頭からのデザインの流れも追えるようになっています。

ディーター・ラムスのいう「LESS BUT BETTER」のとおり、ムダな要素を極限まで取り除いたデザインはとてもスマートでした。
半世紀も前の製品が現在でも十分通用しそうなデザインなことに驚きます。

会場の最後のドキュメント映像と展示の図録

会場の最後にはディーター・ラムスのドキュメント映像が流れています。
ディーター・ラムスのデザインした620 Chair Programmeに座って見ることができます。
1時間くらいの映像でしたがディーター・ラムスがどのようにデザインと接しているのか垣間みれてとても面白いドキュメント映像でした。
結構頑固で意思の強さというか、つらぬく感じの人なのですね。

それから、展示の図録は4000円と少し高めですが、とても良くできています。
製品がずらりと載っている他にも、「20世紀前半におけるドイツとその周辺」、「ディーター・ラムス、ブラウン、ヴィツゥ、そして縮小しつつある世界」、「ブラウンとヴィツゥにおけるグラフィックデザイン」などなど、読み物の部分も充実しています。

090613_02.jpg

ということで、

府中市美術館ということで、若干行きづらくもありますが、展示会場は広めですし、平日ということもあってかまったく混んでませんでした。
というか僕のほかに2組くらいでした。
おかげでドキュメント映像は一人でのんびり見れました。
どの展示もこれくらい空いているといいんですけどねぇ。

美術館のとなりは緑の多い公園なので、気分転換にはもってこいです。