linkerは「人と人」「人と情報」「人と物」をつなぐデザインユニットです。

【追記有り】「ネットでものを生み出すということ」で、コンプレックス刺激されまくり。

突然ですが、ワタクシ、今年こそ時間を作って、自分のための作品作りに取り組みます。

あ、@cremaです。皆さま、今日もお元気ですか?

どうしてそう書くかと言いますと、この本を読んだから、です。

ネットでものを生み出すということ電子楽器からプロトタイピングメソッドまで「発想を形にするヒント」

ネットでものを生み出すということ 電子楽器からプロトタイピングメソッドまで「発想を形にするヒント」

  • ASIN: 4862670563
  • [単行本]
  • 価格: ¥ 2,520
  • ワークスコーポレーション

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著者は、かの有名なクスールの松村慎さん。FLASHを使ったクリエイティブばりばりのお仕事が得意な会社さんですね。憧れです。遠い存在です。

この本で紹介されているのは、「ネット上もしくはネットの周辺でおもしろい表現方法で活動している人たち」へのインタビューです。

12平均律に縛られない楽器「ウダー」を自作している宇田道信さんだったり。



ツインドラムとVJのパフォーマンスユニットd.v.dさんだったり。



修悦体を世間に知らしめた「限界芸術家」トリオフォーさんだったり。



他にも様々な方が紹介されていますが、共通するのは、「いままでに無いものを作っている人」という点ですね。

これが、強烈に羨ましいです。元落ちこぼれの美大生のコンプレックスが、ズキズキ刺激されます。

なぜなら、いまの私は、「既に世の中にあるものを、一生懸命勉強してブラッシュアップすること」しかやっていないからです。

XHTML勉強して、CSS勉強して、Movable Type勉強して、JavaScript勉強して、ペルソナ作成勉強して、会議のファシリテーション勉強して、アクセス解析勉強してetc...

もちろんそれは、とても重要なことだし、できるようになれば楽しいし、人様の役にも立つかもしれないし、と思っているんですけれども。

でもそれって、既に世の中にあるものを一生懸命追いかけてばかりで、いつまでも先頭には届かない焦燥感があるのですよね。誤解を恐れずにいえば。

この本で紹介されている人達はそんな焦燥感とは無縁で、自分が本当に欲しいものや本当に楽しいと思うものをやっているうちに、周囲に認められているのですよね。

なんだろう。この違いって。

本を読み終わってから、なんというか、自分の中でほとんど死にかけていた魂がちょっとだけ蘇っている気分です。

で、魂を鎮めるためにも、自分のための作品を作ろうと思います。時間を捻出して。

今年で36歳にもなるのに、青臭いコト書いちゃって、本当にごめんなさい。。。


【追記】

なんだか誤解を招きかけているので補足ですが、アートの方がデザインより偉い、とか思っている訳ではないのです(そういう風に書いてないですよね?)。

それぞれの役割は全く異なるものですし、私はどちらも好きです。

ただ、「手段や方法すら何も無いところから、何かを作りたい」欲が、ふつふつと湧いているだけです。

いままでの自分がやってきたことを否定している訳でもなく、それにプラスして、自分のためのものをゼロから作ってみたい、って思ってるだけなんですよね。

想いを文章にするのは難しいですねぇ。。。


【追記002】

いま、お風呂に入リながらつらつらと考えていたのですが。

「XHTML勉強して、CSS勉強して...」という技術を活かして「いままでに無いもの」を生み出せている感覚がないのは、私個人の資質のせいですよね。。。なぜなら、それらの技術を使って「いままでに無いもの」を生み出している方も、沢山いらっしゃる訳ですから。

そこの書き方が間違っていたかもしれません。申し訳ありません。

単純に私の気持ちの中で、Web制作関連の勉強をすることが手段ではなく目的になりかけているのでしょうか?(自分に問いかけている)

「作りたいもの、表現したいもの」が先にあるかどうかが、問題なのは分かっているのですが。。。

うぅ、ますます想いが泥沼化してきました。。。

「こいつ馬鹿だなー」と思われたら、ぜひコメントお寄せください。基本的に、ワタクシ、叱られたいタイプです><