カラーパレットツール「Adobe kuler」がCS4製品などと連携できて便利になってました。
こんにちは、taku-workです。
最近、講師の仕事のために早起きしています。気持ちいいのは昼すぎくらいまでですね。
あとは眠くてクラクラします。
さて、今回はカラーパレットツールの「Adobe kuler」のお話です。
先日カラーパレット関連のツールの紹介(カラーパレット作成に便利なiPhoneアプリ「Palettes」と「Color Expert」)をしましたが、Adobeからは確か2,3年くらい前から「kuler」というサービスが始まっていました。
当時はいまいち使いどころがわからないことと使い勝手がよくないことから、僕はあまり使っていませんでしたが、最近久しぶりに見てみるとAIRアプリやAdobe CS4製品との連携がとれるようになって少し便利になっているようです。
まずは本体のwebサービス版
kulerの本体はwebサービス版です。
Adobe kuler
http://kuler.adobe.com/
ユーザー登録することでMykulerというマイページをもつことができます。自分の作ったカラーパレットが確認できます。
この辺りはCOLORlovers(http://www.colourlovers.com/)あたりも同じ感じですね。
ランキングやお気に入り、スウォッチとしてダウンロードなどがあります。
webサービス版でflickrから色を取り込んでみる
webサービスのkulerはflickrから読み込んだ画像を解析できます。
読み込むと自動でカラーをピックアップしてくれますし、画面左側の[Select a Mood]から大体の感じ(明るいとか暗いとか)も選べます。
もちろんひとつひとつ任意の場所にもできます。
AIR版を使ってみる
kulerはAIRアプリ版があります。
web版と同じくランキングなどから検索したりできます。
ログインすればMykulerが見れますので、ちょっとした確認に使ったりできます。
また、HEX値(16進法の数値)をコピーできるのも便利です。
各カラーパレットはドラッグすると切り離せるので常に見たいときは表示しておくのも良いかもしれません。
AdobeのCS4製品で使ってみる
kulerはAdobeのCS4製品にはkulerをパネルとして表示できるようになっています。
メニューバーの[ウィンドウ]→[エクステンション]→[kuler]でkulerのパネルが表示されます。
カラーバレットは基本的にはスウォッチに追加することができます。
リスト右の三角印から[スウォッチパネルに追加]とするとスウォッチパネルに追加されます。
カラーパレットを編集したいときは、
Photoshop上ではkulerパネル内の[作成]またはパネル内のリストをダブルクリック、
Illustrator上ではスウォッチパネル内に登録した後に、登録したカラーグループ(フォルダのアイコン)をダブルクリックすると編集できます。
この辺りは各アプリで若干の違いがあるようです。
Illustratorではグループのままスウォッチパネルに登録できるので色数を決めてやる類いの仕事には使えそうです。
Photoshopでは既存のスウォッチにバラのまま追加されるので、グループとして保ちたい場合は[kulerパネル内のリストをダブルクリック]して編集した後に[テーマを保存]とすることでパネル内の[概要]→[保存済み]で確認できます。
実はiphoneアプリにもあるようで
iphoneアプリもありました。
「ColorSlide」というアプリで、kulerのAPIを使ったもののようです。
ランキングや最新のパレットを見て、ブックマークしておけます。
メールでスウォッチデータのダウンロードURLを送ることもできます。
以前紹介したPalettsやColor Expertsのように高機能ではなく、あくまでビューワーです。
これでパレットの作成ができて色の情報をPantoneとかDICカラーとかにも変換できたら最強なのに。
ということで、いろいろと連携できるようになっていました。
CS4製品のパネルへ表示ができるということは、Photoshop、Illustrator間で同じカラーパレットを簡単に使えるということで、使い方次第では結構便利なのではないかなと思います。
webとローカルとモバイルでの連携はもっともっと増えていってほしいですね。
たとえば、OmniGraffleのステンシルとかもそうなると便利かもなぁ。