フォント関連話をあれこれ。
こんばんは!
本日は「逆ホワイトデー活動」と称して、八重洲の100% Chocolate Cafe.に行ってまいりました、@cremaです。
今夜は、フォント周りのお話を、ちらちらと。
話は、商品パッケージから。
100% Chocolate Cafe.は、明治製菓本社の一階にあるカフェなのですが、お店のワンコーナーにお持ち帰り用のチョコレートが売ってるんですよね。
で、タイトル画像に映っているお店のロゴや商品のパッケージは、全てフォントが統一されています。
それを見て、一緒に行ってくださったKさんが、「このフォントってAvant Gardeかな?」とおっしゃったのです。
す、すみません。私はちょっとだけ、フォント名を覚えるのがニガテだったりして。。。家にいるときだったら、myfonts.comの「What the font」しちゃうところです(フォントの画像をアップロードすると、解析して候補フォント名を挙げてくれるサービス)。
というのを伝えたところ、おもむろにiPhoneを取り出して、ロゴを写真に撮り始めるKさん。アタマに「?」を浮かべながら見ている私に、「『WhatTheFont for iPhone』があるんだよ」と教えてくれたのでした。
なるほどねー!カメラがついて回線繋がってるiPhoneだからこそ、その場でフォントを分析できるのね!とちょっと羨ましかったワタクシ。
iPhoneといえば、今日、iPhone/iPod touchにインストールされているフォント用ビューアー「Cédille(セディーユ)」をインストールしましたよ。
自分の持っているiPod touchに何のフォントがインストールされているのか意識したこともありませんでしたが、こんな感じで、一通り基本的なものは入ってるんですねぇ。なるほど、ちょっと面白いです。
自分の眼で、フォントの特徴を見極める練習
だらだら書いてしまいましたが、デザイナー的には、自分の目でフォント名を判別できないと、ちょっとマズいですよね。
ASYLの佐藤直樹さんは、様々な明朝体の特徴を紙に手で書いて覚えた、というのを何かの雑誌で読んだような、読まないような(記憶が薄れ気味)。
かくいうワタクシも、昔の職場では、「ゴシックMB101や太ゴB101は、ゴシックだけどウロコがついてるんだぞ!」などと上司に教えていただいたものでした。。。
そんなこんなで(?)Kさんが教えてくれた「Deep Font Challange」というゲームをご紹介。
幾つか候補のグリフが挙げられた中から、正しいフォント名に当てはまるものを撃って行くゲームなのですが、 難しくてけっこう本気でハマります。ぜひお試しを。
フォントや文字の勉強になるブログと本
私がずっと愛読していたのが「20代デザイナーの文字組」というデザイナーさんのブログなのですが、30代になられたのを機にブログ名を変更されたとか。
日々のデザインワークの中で気付かれたことを丁寧に書かれているのが魅力のブログです。
それから「フォントブログ」というのもありますね(あ、上記のゲームは、ここにも紹介されていた!)。withDさんにANNEXもあったりして、役立つ情報が色々です。
最後に私が大好きなフォント関連の書籍を挙げておきます。
1999年発行ということで、もう10年前の本なのですが、「フォントグラファーズ」という翔泳社の本。
まだAmazonで中古が売ってますね。
フォントグラファーズ (Book & CD‐ROM for Macintosh & Windows)
- ASIN: 488135731X
- [単行本(ソフトカバー)]
- 価格: ¥ 3,990
- 翔泳社
あのミヤヂマタカフミさん、Gray Graphicsさん、Maniackers Designさんなどが執筆されていて、「フォントの作り方」の解説がメインの本なのです。
Illustratorでこつこつエレメントを作るところから始める内容で、デザイナーのやる気をそそられること間違い無しです。
私は、これを読んだことが自分の中にずーっと溜まっていました。
で、アルファブロガー・アワードのお仕事の際、「alphabloggers award」のフォントを全部自分で作ってみたんですよね。ロゴで使わない文字も全部作ってみたりして。
これはすごーく楽しかったので、またなにかの案件でフォントを一揃い作ってみたいと思っています。