linkerは「人と人」「人と情報」「人と物」をつなぐデザインユニットです。

cremaの本棚から。vol.1

こんばんは!火曜/金曜担当の@cremaです。

今夜の東京は、みぞれまじりの雪がふっています。冷えますねぇ。暖かくして過ごすことにしましょう。

さて、「忙しい」だの「疲れた」だのと言い訳ばかりで、美術館に行けない今日この頃。たまには本棚の奥から目の保養になりそうなアート/デザイン関連本を引っ張り出してきて、眺めなおしてみることにしてみました。

近代日本のグラフィズム「マッチラベル博物館」

赤瀬川原平さんの本などを読んでいると、世の中には「マッチラベルコレクター」という人種がいることが分かります。森羅万象をモチーフとして詰め込んだかのような、奥深いマッチラベルの世界。自分でコレクションすることは到底無理な話なので、せめて写真集でその世界を堪能することにしています。そうそう、数年前の年賀状は、この本のマッチラベルをヒントにイラストを描いたのでした。

What a Character

昔、印刷物関連の仕事をしていてなぜか多かったのが、「アメコミ風で!」というオーダーです。そのため、「古き良きアメリカ」を感じさせる資料を、幾つか買ってあったのでした。どこかで見たことのあるBIG BOYやMr.Peanut、Michelin Manなどのキャラクター達が、ほんわかした表情で写真に納まっていて、とってもなごむ写真集ですね。

derek jarman's garden

映画監督のデレク・ジャーマンがイギリスの原子力発電所近くに作った、夢のような庭の写真集です。植物をこよなく愛し、鋭い美的センスで庭を構築していったデレク・ジャーマン。荒涼とした土地の雰囲気と瑞々しい庭の対比が魅力的です。カメラマンのハワード・スーリーが撮影した植物の写真は優しさと美しさに満ちていて、私は自分が植物を撮影する時に、いつもこの写真を意識している気がします。

Emil Nolde

以前頻繁に美術館に行っていた時には、必ず展覧会のカタログを買って帰っていたものです。このエミール・ノルデのカタログは、2004年の秋に東京都庭園美術館で行われた展覧会のものです。その頃は、まだ時間の余裕があったのですねぇ、ワタクシ。エミール・ノルデの水彩画は、豊かな表情を感じさせるにじみの技法が魅力です。本物の絵と印刷はもちろん全く異なるのですが、本物を見たときの感動を思い出すよすがとして、カタログを時々眺めています。

TASCHENの本など

ちょっとアート関連本を置いてあるお店なら、たいていずらっと並んでいるTASCHENの本。安くて、フルカラーで、ワンテーマ一冊になっているのも見やすく、ついつい色々買ってしまいますね。レトロフューチャーのイラスト本と、絵画にでてくる悪魔の本は、見ているだけでも楽しく、かつ仕事の参考にもなりました。

そして本棚を探したら、悪魔だけではなく、天使たちや神様の本もありましたw(TASCHENではないですが)

他にも色々とあるのですが、今日はこの辺で。タイトルに「vol.1」をつけたのは、もちろん次回ネタにつまった時に、続きを書くためですw

それでは、ぜひ、あなたのオススメ「アート/デザイン関連本」も教えてくださいね!