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「入金お礼メール」を書くことなど。

こんばんは!火曜/金曜担当の@cremaです!

明日は、ロクナナさんでの「黒野明子のMovable Type入門講座」初日。ちょっとドキドキ、すごくワクワクしています。

さて本日のお題は、フリーランスで働く方にとっては、すごく当たり前の話のようで気がひけますが。。。

意外と実行していない方がいるという話を小耳に挟みましたので、試しにちょっと書いてみることにします。

「入金お礼メール」とは?

私はフリーランスですので、お給料をいただくことがほとんどありません(大学講師のお仕事だけ「給与明細」をいただきますが)。

無事納品の運びとなるとお客様宛に請求書を発行し、翌月末または翌々月末に銀行口座宛にご入金いただくことがほとんどです。

で、ここでちょっと質問です。

ご入金いただいたら、あなたはどんなアクションを起こしますか?フリーランスで無い方は、フリーランスのつもりで考えてみていただけると。

私の場合は、帳簿に入金のチェックをした後、必ず「入金お礼メール」を書くようにしています。

○月×日、御社よりxxx,xxx円のご入金をいただいたことを確認いたしました。誠にありがとうございました。今後とも、どうぞよろしくお願い申し上げます。

程度の文面です。そんなに長いメールではありません。

どうして「入金お礼メール」を書くのか?

理由その1。

お店のような対面式の商売であれば、その場で現金を支払っていただき、その場で「ありがとうございました!」と感謝の言葉を述べますよね。

お金を支払っていただいたのにお礼の言葉を言わないお店があったとしたら(たまにありますが)、お客さんとしてはちょっとムッとしませんか?

でも私のように、どうかするとお客様に一度も会わなくてもお仕事が全て完了してしまう商売の場合は。。。

入金されたタイミングで何もアクションを起こさなくても、まぁそれなりにコトは過ぎていきます。

でも、私としては、お金をいただいたことへのお礼の言葉を、きちんとお客様にお伝えしたいのです。

リアルでお目にかかれない分、リアルよりも礼儀正しく。気持を込めて。

なんというか、「人情」が理由、といってもいいかもしれません。

理由その2。

入金の手続きをしてくださった方が、「ちゃんと着金しているかな?」と心配しているように思い、すごく気になるからです。

オンラインバンキングが主流の昨今、振込みの手間やミスなどは格段に少なくなっているのだろうと思いますが、それでも月末に向けて何件もの振り込み手続きをするのはちょっと面倒くさい作業ではないでしょうか。

わざわざそのような作業をしてくださったあと、「あの入金ってどうなったかな?」ときっと心にかけてくれているのではないかと、想像している私です(もちろん人によって違うとは思いますが)。

そんな風に思ってくださっているお気持ちに対して、「ご入金いただきました!」とお知らせして、すっきりしていただいたほうがいいのではないか?と勝手に考えています。

理由その3。

営業も兼ねて挨拶文を添えたいから、というのもあります。

それほど頻繁にお目にかからないお客様の場合、何も無い時に「最近いかがですか?」などと様子伺いをするのは、ちょっと気がひける小心な私です。

そこで、ご入金のお礼メールに自分の最近の実績や近況を書き添えれば、自然な形での「営業」になるのではないかと考えています。

実際にこのタイミングで、「そうそう。だったらcremaさんに、こんな仕事をお願いしたいんだけど」というお返事をいただけることも、何回かありました。

ついでに請求書の話。

と、ここまで「当たり前じゃん!」と突っ込まれそうなことを書いてきましたが、ついでにもうひとつ、請求書を発送するときに心がけていることも書いてみます。

その昔、カメラマン事務所で働いていた頃のお話です。

事務所に所属しているカメラマンさんやヘアメイクさんの請求書を発行するのは、私の仕事でした。

雑誌の撮影の仕事があった場合は、月末に編集部宛に請求書をお送りするのです。

よくあるパターンとして、同じ雑誌の別々の編集者の方から撮影のご依頼をいただき、複数の請求書を同じ月に同じ雑誌宛に送付することがあったのです。

21才だった私は、「同じ雑誌なんだから、全部まとめて郵送すれば切手代が助かる」などと考え、ある一人の編集者の方宛に全ての請求書をお送りしようとしました。

そのとき、先輩から注意を受けたのです。

女性誌の編集部は女の園なんだから、『どうしてあの人宛の請求書が私のところに来てるの!?』って怒られるわよ!

今となっては、別に女性の編集者さんに限った話ではないと考えられるご発言ではあるのですが。。。

21才の私は、まぁ、このように注意をされた訳ですね。

請求書を受け取るのは、「雑誌の編集部」ではなく「人間」であり、その「人間」がどう感じるかを、私は全く推し量っていなかったということです。

あぁ、恥ずかしい><

それ以来、仕事にまつわるどんな動作でも、「これに関わる人はどう感じるか?」ということを念頭において、行うように心がけています。

私のお仕事の相手は「人間」であると思えば、色々と相手の気持や状況を想像して、悪い意味での「マニュアル接客」「マニュアル仕事」はできなくなるんですよね。

以上、今日の記事は、21才のときに働き始めた自分に向けて話す気持ちで、書いてみました。