linkerは「人と人」「人と情報」「人と物」をつなぐデザインユニットです。

「Webデザイナーのための jQuery入門」を読み始めました。

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火曜/金曜担当の@cremaです。

昨年末に献本いただいた3冊の本を、大変遅すぎてお恥ずかしいのを顧みず、今日から1冊づつご紹介していきたいと思います!

1冊目は、@takazudo こと高津戸壮さんの著作「Webデザイナーのための jQuery入門(技術評論社)」です。

いまやWeb制作に携わる人なら誰でも知っている、と言っても言い過ぎではないjQuery。でも、いわゆる「デザイナー」属性が強い人だと、ちょっと改変することはできても、なかなか根本から理解できなかったりするjQuery。

「いつかまとまった時間がとれたら勉強するんだ......」と遠い目になってしまいがちな私でしたが、今月から仕事の時間配分をググッと変更することができたので、1日に1時間づつ手を動かしながら読書する時間を作ろうと思います。

そこで読み始めた本書。まず嬉しいのはメインターゲット読者が下記のように定義されていることです。

ここでいうウェブデザイナとは、主にウェブ制作会社に勤務していたり、フリーランスであったりし、ときにはHTML + CSSのコーディングを行うこともあるような人を想定しています。このような人は、本書が想定するメインのターゲットです。(p.018) 

わたくし、直球ど真ん中で、メインターゲット読者でした。やった。

さらに私と同じような立ち位置の方にお勧めしたい本書の特徴が、「高津戸さん独特の柔らかな言語感覚」です。たとえば、本書の章見出しを見てみましょう。

  • Chapter1 jQueryをはじめよう
  • Chapter2 何かを取ってくる(基本その1)
  • Chapter3 それに何かする(基本その2)
  • Chapter4 何か作ってみる
  • Chapter5 プラグインにまとめる

5章中3章の見出しに、代名詞や指示代名詞が使われている技術書というのも、結構珍しい気がしますw

さらに本文の脇にあるキャプションにも、こんな表現が。

※ まぁ、もともとJavaScriptを書いていた人にとっては、当然defaultValue使えよという話ではあったりするのですが、(p.170)
※1 そうだったら著者としては非常に嬉しいですが。

これらの柔らかな表現が編集者さんに直されないで残っているのが、まるで横で語りかけてくれているような親しみを感じさせます。

高津戸さんの講演を何回か聴いたことがあるのですが、とにかくうまーいポイントで擬音と代名詞を使いまくり、難しくなりがちなお話を独特の「高津戸マジック」でくるんでしまうのですよね。本書はその雰囲気をそのまま引き継いでいるのが素敵です。

そして、こんな言葉の衣をまといつつ、内容は「jQueryとは『何かを取ってくる』→『それに何かする』ものだよ」と大まかな概念を提示してくれ、分かりやすい例え話から始まっていきます。

出だしから読む人の苦手心をできるだけ軽減するような、「JS超得意なお兄ちゃんと勉強している」気持ちになる本書。

私はパラパラ読みではなく、全ページ手を動かしながらこなしていく予定です!

最後になりますが、いただいてから早2ヶ月近く経過してしまっており、諸事情により記事を書くのが大変遅くなってしまったことを、お詫び申し上げます。