チリ政府のサイトが、ちょっとすごい件。
火曜/金曜担当の@cremaです。
昨日のチリ鉱山落盤事故の救助の様子、本当に手に汗握りましたね。私はUstreamのスペイン語中継を仕事の横目でずーーーっと眺めながら、救助員の最後のひとりの人が助かるまで、はらはら見守っていました。
それと少し関係あるのですが、Web上を散策していましたら、偶然チリ政府のサイトに行き当たったのです。
スペイン語で、Gobierno(政府)+de(〜の)+Chile(チリ)です。
私が見た時には、ちょうど助かった33人+大統領の記念写真がメインを飾っていました。グレー基調×アクセントカラーの紺が上品さと信頼感を与える、いまっぽいデザインですね。
5枚のメイン画像が数秒ごとに移り変わり、印象的なドキュメンタリー写真の他にこんな感じのグラフィックも登場したりします。このWebサイト担当のグラフィックデザイナーが、いたりするのでしょうか?
あ、右下に、「Facebook」「Twitter」「Flicker」「Youtube」などのソーシャルメディア系のアイコンがきっちり並んでるのを、発見しました。しかもポッドキャストも配信してます。
このアイコンのリンク先のFlickerでは、トップページメイン画像の別カットを掲載してるみたいですね。さらに右カラムにある「Tu Foto con el Presidente(大統領との写真)」という青いバナーのリンク先には、別のFilckrアカウントが指定されていて、主に新聞に掲載されたセバスティアン・ピニェラ大統領の写真がコレクションされているようです。
さて、このドメイン以下で、様々な政府関係者による顔写真入り署名ブログが更新されているのですが、
ブログ記事下部を見ると、FacebookとTwitterにこの記事を投稿させるリンクが上品に配置されています。
さらにその下には、「intensedebate」というサービスを使って実装されたコメント欄がありますね。「No hay comentarios todavía. Sé el primero!(まだコメントがありません。一番目になりましょう!)」という促しとともに、各種Webサービスによる認証でコメントができるようです。
「Agenda(カレンダー)Bi100」のページでは、グラフィカルなFlashを使って、祝日などの予定を表現しています。
大統領へのメッセージを送れるフォームも準備されているのですが、きちんと「いま何段階のステップのどこにいるか」を分かりやすく見せる作りになっていますね。
すごーいすごーいと色々なページを見て回っていましたら、最下部にコレを発見。
おお、HTML5(+CSS3)でコーディングされているんだー! とソースを見てみましたら、きちんとこの通り。
ということで、トレンドを抑えまくり、おしゃれで見やすく、ニュースが新鮮で......。あまりの行き届いたサイトぶりに感心しすぎてしまったのでした。
よっぽどいいスタッフが、しかも大勢ついてるんですねぇ。そうでないと、このサイトは維持できないと思いました。すごいと思います。広告代理店がまるまる仕切っていたりする感じなのでしょうか? 気になって仕方ないサイトです!