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国立新美術館で開催中の「マン・レイ展 知られざる創作の秘密」にいってきた。

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こんにちは、taku-workです。
すっかり夏模様。みなさま熱中症にはお気をつけ下さい。
あとiPhone 4は炎天下でムービーをずっと撮ってるとビックリ熱くなります。お気をつけ下さい。

ということで、今回は国立新美術館で開催中の「マン・レイ展 知られざる創作の秘密」のおはなし。
マン・レイの写真以外の作品も多く見ることのできる展示会となっています。

マン・レイ展 知られざる創作の秘密 Man Ray:Unconcerned But Not Indifferent
http://www.man-ray.com/

この展示ではマン・レイの生涯を4つの時代にわけ、その時々の作品を展示する構成となっています。
展示作品数は約400点。ものすごい数です。
マン・レイといえば写真家としてのイメージが強いかと思いますが、実はアーティストとして絵も彫刻など様々な作品も手がけていました。写真作品の他にもドローイングや絵画、彫刻作品、チェスのデザインや映像作品などなど見所満載です。

展示序盤には「インデックス・カード」というものが展示されています。
これは自身の作品の記録用に作ったメモだそうです。単語帳くらいの大きさのカードに作品の写真とメモが残されています。
展示されているのはレプリカなので、手に取ってみることができます。
(コーティングされて台に固定されているので実際にはめくるだけですけれども)
作家の思考を垣間みることのできる貴重な資料です。

展示中盤に映像作品が3作品展示されています。
この映像もシュールレアリズムの抽象的、実験的映像で面白いです。

さらに、マン・レイが撮ったカラーの写真作品も展示されています。
マン・レイといえば白黒の写真のイメージしかなかったので驚きです。
小さな写真作品ですが、透明感というのか奥行きというのか何とも言えない質感が印象的です。

というわけで、この展示は作品数も多く映像作品などもじっくり見ようと思うと結構な時間がかかります。
いつもより時間を多めに予定しておくよいかもしれません。
金曜日は20:00まで(入場19:30)ですのでゆっくり見れて良いのではないでしょうか。

それから、実はこの展示、セカイカメラでおなじみの頓智・株式会社がコレボレーションして六本木周辺をARジャックしているそうです。

『マン・レイ展』と「セカイカメラ」のコラボで六本木をジャック!!
http://www.man-ray.com/blog/?p=60

セカイカメラをかざしてみるとマン・レイの作品の青いハート型エアタグや金の唇型エアタグが現れるとのことです。
こういう企画は面白いですね。
金の唇型エアタグがそらに浮かんでいる様などはシュールレアリスムの作品そのもののようです。
セカイカメラをお持ちのかたは試してみると面白いかもしれません。