国立新美術館の「ルーシー・リー展」に行ってきた。
こんにちは、taku-workです。
朝食用に薄くて軽いご飯茶碗が欲しいなと思っているのですが、なかなか理想のものは見つかりませんね。
白地に藍の染め付けの細い線が入っているクラシカルなやつなんか良い感じだと思うのですが。
ということで、今回は国立新美術館で行われている「ルーシー・リー展」のお話。
ルーシー・リーはオーストリア出身のイギリスを代表する陶芸家です。モダンなフォルムと色使いが特徴的です。
ルーシー・リー 展|Lucie Rie A Retrospective ウィーン、ロンドン、都市に生きた陶芸家|トップページ
http://www.lucie-rie.jp/
展示は作品数がとても多く見応えのあるものとなっています。
初期の頃のウィーン工房タイプやバウハウスタイプの作品や、熔岩釉と呼ばれるテクスチャーの強い作品などなど、ルーシー・リーの作品の移り変わりも見所だと思います。
またルーシー・リーの工房で作成されていたボタン類も展示されています。
柔らかい形をしていてとても魅力的です。
陶芸作品の合間にルーシー・リーの手書きのノートも展示されています。
これはルーシー・リーが作品を作る時に記録していたもので、釉薬の調合の記録や作品のフォルムなどのメモだそうです。
こういう作家直筆のノートは作家の人物像が見え隠れしてとても興味深いです。
展示中盤にはイギリスの有名な陶器ブランド、ウェッジウッドがルーシー・リーと共同で作成したコーヒーカップのプロトタイプがあります。
実際には発売されることはなかったとのことですが、これがとてもステキです。
ウェッジウッドブルーの本体に白い線の入ったカップは、ウェッジウッドと聞いて想像するものとはずいぶん違って、とてもやわらかい印象です。
今これが売っていたらすぐに買ってしまいそうです。
ということで、ルーシー・リー展は6/21まで。お時間のある時にでも是非。
展示図録もおすすめです。
それから、ルーシー・リーの工房で一緒に働いていたハンス・コパーの作品展も6/26より、パナソニック電工 汐留ミュージアムで開催が予定されています。
ハンス・コパー展
http://panasonic-denko.co.jp/corp/museum/exhibition/10/100626/
こちらもとても楽しみです。