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「基本からしっかりわかる Movable Type5 カスタマイズブック」をいただきました。

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火曜/金曜担当の@cremaです。

本日は、毎日コミュニケーションズのKさんからご献本いただいた「基本からしっかりわかる Movable Type 5カスタマイズブック 」をご紹介したいと思います。

Kさん、ご紹介が遅くなってすみません。ありがとうございました!(ブログで私信w)

実はこのシリーズの前の本「基本からしっかり分かるMovable Type5」もご献本いただいていて、記事でご紹介したのでしたね。

あちらの本は、MTタグがひとつもでてこない本当にMovable Typeがはじめての方向けのもので、主に管理画面からカテゴリを作ったりブログ記事を投稿する手順などが、詳しく解説されていました。

こちらの本の著者は、HTMLとCSSの巨匠大藤幹さん。第1章でさらっとMovable Typeの「テーマ」とはなにかに触れた後、第2章から第5章までにかけて、Movable Typeにデフォルトで用意されているテーマのXHTMLとCSSのどこを変更すれば見栄えを変えることができるか、微に入り細を穿ち解説されています。

  • 第1章 スタイルとテーマ
  • 第2章 XHTMLの構造を理解する
  • 第3章 CSS適用の仕組み
  • 第4章 CSSの指定内容を理解する
  • 第5章 CSSでのカスタマイズ

この部分を読めば、スクラッチからMovable Typeのテンプレートを書くのではなく、既存のテーマを活かしながらカスタマイズする方法が学べるでしょう。

第6章では、「テンプレートの種類と構成」というタイトルで、初めて「どのようなテンプレートがあるのか?」「テンプレートタグとは何か?」ということに触れられています。

第7章から第9章にかけて、「プロフェッショナル」テーマ、「クラシック」テーマ、「Pico」テーマのテンプレートを紐解き、テンプレートタグがどのように働き、何を出力しているのかを解説しています。

やはり既存のテンプレートは、Movable Typeのカスタマイズに挑戦する人にはとても良いサンプルの宝庫ですから、実際にどのタグがどのような動きをしているか理解することは、とてもよい学習になると思います。

最後の第10章では、「テンプレートのカスタマイズ」ということで、ウィジェットやナビゲーションの出力内容に手を加える方法が解説されています。

まとめ

私は、Movable Typeの学習方法には、いくつか異なるアプローチがあると思っています。

私自身がロクナナさんの講座で担当しているMovable Type入門講座では、既存のテンプレートは一切解説せず、まず最初にテンプレートを全部まっさらに消してもらいます。そこから、ひとつのテンプレートタグを書いてはひとつの結果を得るというように、スクラッチからテンプレートを書く方法の手ほどきをしています。

私の方法では、単純なテンプレートタグの組み合わせから徐々に難しい方に移行していき、積み重ね型の学習で基礎力をつけるという形になると思います。

逆にこの大藤さんの書籍は、Movable Typeデフォルトのテンプレートの全体像から、徐々に個々の記述の詳細にフォーカスが当たっていくイメージですね。全体から部分によっていくので、最終型がイメージしやすい学習方法だと思いますし、既存のテンプレートをムダにしないのでとても効率がよいと思います。

学習者の方は、このように「部分→全体」と「全体→部分」というアプローチが存在することを念頭において、効率良く組み合わせて学んでみるとよいかもしれません。

ぜひ一度内容をチェックしてみることをおすすめいたします。

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