cremaの本棚からvol.2 ― レイアウトデザイン本
こんばんは!
今月末は韓国に出かけるので、電圧を変換する小道具を色々探している@cremaです。iPod touchを持っていくと、無線LAN環境でtwitterできたりするかなぁと思ったり(怖くてiPhoneを持っていく勇気が無いのです)。
さて今日は、久しぶりに本棚ネタを書いてみましょう。
私はWebサイト制作だけでなく、印刷物レイアウトのお仕事もさせていただくことがあります。そんな自分を常に育てるべく、書店でレイアウト関係の書籍を見かけるとついつい購入する癖が。。。
そのうちの5冊を、今日はご紹介してみますね。
デザインの教室 手を動かして学ぶデザイントレーニング
デザインの教室 手を動かして学ぶデザイントレーニング(CDROM付)
- ASIN: 4844359797
- [大型本]
- 価格: ¥ 2,415
- MdN
私が一番気に入っているのが、本当に初心者の人も取り組みやすい内容の、この一冊です。
具体的な実例の前のベーシックなトレーニングが充実しており、「揃える」「繰り返す」「分割」「対比」「余白」などの基礎的なことを身近な文房具を並べる例を使って解説しているところが素敵です。
誰かから「デザイナーの勉強をしてみたいのですが...」という相談を受けたら、これをオススメしたいなぁと思うくらいですね。
この本自身の装丁も余白が活かされた縦組みで、非常に上品な印象です。
Design Basic Book―はじめて学ぶ、デザインの法則
Design Basic Book―はじめて学ぶ、デザインの法則
Amazon.co.jp で詳細を見る
- ASIN: 4861004217
- [単行本]
- 価格: ¥ 2,625
- ビー・エヌ・エヌ新社
「第1章 デザインへの招待」「第2章 タイポグラフィ」「第3章 カラー」「第4章 形と構成」「第5章 編集とレイアウト」と、よくばりに情報が詰め込まれた一冊。
特に第5章には「造本設計」などの内容も盛り込まれ、初心者向けには少々オーバースペック気味なまでに盛りだくさんな情報量です。
デザインサンプルは、実際に世間に公開されている広告や商品が沢山載っていて、イメージが掴みやすい印象。さらに索引が整えられているので、辞書的に使うこともできそうです。
デザイン・レイアウトのセオリー―絶対はずせないデザインのお約束
デザイン・レイアウトのセオリー―絶対はずせないデザインのお約束
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- ASIN: 4766117352
- [単行本]
- 価格: ¥ 2,520
- グラフィック社
この本は超初心者向けではなく、実際に仕事を始めた新人デザイナー向けといった印象です。
具体的な雑誌レイアウトのNG例に手を入れてOKレイアウトにしてみたり、「単調なレイアウトを避け変化をつけたい」といったお悩みに回答したり、仲條正義さんや細山田光宣さんなどの有名な方のインタビューが入ったり。
特にページもののレイアウトに取り組む際の実践的な内容なので、既にデザイナーになっている人にはヒントが沢山の本だと思います。
レイアウトデザインのルール ―目を引くページにはワケがある。
レイアウトデザインのルール ―目を引くページにはワケがある。
Amazon.co.jp で詳細を見る
- ASIN: 4862670245
- [大型本]
- 価格: ¥ 2,940
- ワークスコーポレーション
この本は、上記の「デザイン・レイアウトのセオリー」とかなり似た構成です(細山田光宣さんのインタビューが載っているところも同じw)。
ただ、こちらのほうが多少実例(実際の雑誌の誌面)が多い印象でしょうか。色々な実例を手軽に数多く見たい人は、二冊揃えると良いかもしれません。
レイアウトひらめき事典
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- ASIN: 430926137X
- [単行本]
- 価格: ¥ 1,365
- 河出書房新社
この本は、他の本と内容が全く違います。
説明の文章などはほぼなく、あるのはサムネイル的なレイアウトの案がずらーーーーっとならんでいるばかり。
1ページをどのように分割して、どのように見出しを入れて、どのようにグリッドを作っていくかというアイディアだけが、延々と並んでいる本です。
サムネイル書きに疲れた時、脳みそのリフレッシュのために見てみると、新たな発見があるかもしれません。
そういうわけで、レイアウトが上手くなりたいですねぇ。。。