linkerは「人と人」「人と情報」「人と物」をつなぐデザインユニットです。

こどもの手に馴染むうつわ

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こんばんは!
今日はいつもと違う環境で長時間お仕事した際に、ついついお菓子をつまんでしまって後悔しきりの@cremaです><
わーん。明日は節制生活を送りますぞ!!

さて本日の話題は、ちょっとプロダクトデザイン寄りの感じでいきましょう。

CHEESE-WORKSさんのうつわ

このゴールデンウィークに、西新宿のLiving Design Center OZONEにて、「OZONEクラフトマーケット2009」というイベントが開催されています。

12日間の開催期間を3日ずつの4期に分けて、合計で200人のクラフト作家さんが出品しているようです。

実は私のムサビ時代の先輩が、このクラフトマーケットの第一期に出品するというDMをいただき、家から近いこともあってお邪魔してきました。

先輩は、「CHEESE-WORKSさん」というお名前で陶器デザイナーとして活動されている方で、2人の女の子のお母さんでもあります。

今回のイベントでは、そのお子さん達との暮らしの中から産み出された「こどものうつわ」を出品されていました。その中の一つが冒頭の写真に写っているカップです。

耳たぶみたいな水平方向のつまみが印象的なデザイン。取っ手が無いカップや、取っ手があっても細くてきちんと親指を載せにくいカップだと、お子さんがひっくり返してしまうので、それを防ぐために産み出されたカタチだとのことです。

私は実際に購入しておうちで珈琲をいれてみましたが、確かにこの耳たぶ型のつまみは、親指でしっかりとホールドできて安定感があります。見た目も可愛いですしね。

そして、小ぶりで丸みを帯びたフォルムにも、ちゃんと意味があります。

下から上に向って広がっていく逆円錐形に近いデザインのカップだと、お子さんが傾けた時に中身が全部こぼれてしまう可能性が高いのだそうです。

しかし、このように上に向ってすぼまっていく丸いフォルムだと、傾けてしまった時にも中身がこぼれにくい。

お子さんが食卓に何かをこぼす被害が減るので、オトナのイライラも減る。と、家族の笑顔のためにデザインされた素晴らしいカップだなぁ、と感じ入りました。

もちろんオトナが使っても大丈夫ということでしたので、夫とお揃いで2つのカップを買わせていただきました。耳たぶ部分をつまみつつ手で包み込むように持つと、何だかほっこりした気分になります。

こんな風に、理由と愛のあるデザインは素敵ですね。