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日本民藝館で開催中の「スリップウェアと西洋工芸」展に行ってきた。民藝のドカッとした感じ、いいなぁ。

こんにちは、taku-workです。
今回は日本民藝館で開催中の「スリップウェアと西洋工芸」展のおはなし。
民藝のドカッとした感じが面白いです。

展示|日本民藝館
http://www.mingeikan.or.jp/events/

日本民藝館は井の頭線の駒場東大前駅から少し歩いたところにあります。
閑静な街並みを歩いていると渋い建物が現れます。旅館のような佇まいです。

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館内には靴を脱いであがります。旅館みたい。

会場には18世紀のイギリスのスリップウェアなどが展示されています。
スリップウェアとは化粧土で文様がかかれた器の総称で、いわゆる雑器、実用品とのこと。
化粧土でラフにかかれた模様の大皿は、なんというかおおらかといいますか、小さいことは気にすんな、と言われているようでした。

ほかにもスペインの食器棚やオランダのタイルなど、西洋工芸も展示されています。
スペインの食器棚は重厚で、棚というよりも建物とか船といった雰囲気で、日本との居住空間の違いを感じることができます。

それから、日本民藝館所蔵のバーナード・リーチの作品も数点展示されています。
鹿のような絵にカタカナでリーチと書かれた掛け軸は愛嬌があってすてきです。
あと虎のようななにかの書かれた皿も、あまりにも気が抜けていて思わず笑ってしいます。

展示は2012年3月25日まで。ぜひ。
本展示は図録はないのですが、「民藝」という小冊子が発行されています。
ギャラリーショップで買うことができます。

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