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デザイニング・ウェブナビゲーション読書会を行いました。

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こんにちは、taku-workです。
8月はいっぱい本を読むぞー。もうがっつり積まれてあるのだよ。

さて先日、「デザイニング・ウェブナビゲーション - 最適なユーザーエクスペリエンスの設計」の読書会をlinker主催で開かせていただきました。
今回は「デザイニング・ウェブナビゲーション - 最適なユーザーエクスペリエンスの設計」の第1部の1〜5章、第3部の11〜13章をとりあげての読書会となりました。
株式会社コンセントの加川さんにご協力いただいて、コンセントさんの会議室をおかりできることとなりました。ありがとうございました!
そして、さらには監訳者の浅野紀予さんまでアドバイザーとしてご参加頂いての豪華な読書会となりました。
さらにさらに途中からはネットイヤーグループ株式会社の坂本貴史さんにも来ていただいての大盤振る舞いです。

というわけで、当日の流れなどをざっくりと紹介しつつ、ためになったことなどを書きたいと思います。

参加者が各自1章ずつ担当し、サマリーを発表、そのあとディスカッションをする

今回の読書会では参加者は各自1章ずつを担当し、その章のサマリーを発表します。
発表のあと、その章の内容について参加者でディスカッションをしていくというスタイルです。

それぞれの参加者の方が要点としてまとめたものを聞くことで、自分が読んだとき見落としていた大切なことや、そういう解釈だったのか、といった気づきが得られました。
またそのあとのディスカッションでその章の内容について話し合うことでさらにいっそう理解が深まります。

自分の担当の章の要点をまとめることはとても勉強になります。
これがまた、なかなか難しい。

概念的なことや言葉の意味

英語の翻訳本なので若干独特な言い回しがあったりします。
個人で読んでいるときはそれらをどうとらえたものか、と悩んだりしたのですが、参加者の方の説明を聞くこととディスカッションで浅野さんから解説をうけることでずいぶんすっきりしました。

なんとなく使っているナビゲーションを考え直すきっかけになる

普段ウェブサイトで自然と使っているナビゲーションがどういう概念をもとに作られているのかや、そのナビゲーションが持つ特性などを考える良いきっかけになったと思います。
僕の担当した3章ではナビゲーションのメカニズムがテーマで、その中にパンくずナビゲーションについての項目があります。
パンくずナビゲーションはタイプに分けると位置表示型、経路型、属性型の3つに分類され、それぞれがどのような機能を持っている、といった具合に、普段なんとなく使っているナビゲーションを改めて知ることができました。

ということで、とても勉強になる読書会でした

読書会というものが初めてだったのでうまくいくか不安な部分もありましたが概ね良かったと思います。
若干サマリー発表の時間設定が短かったようで参加者の方々を焦らす形になってしまったのが申し訳ないところでしたが、発表内容的にはとても参考になりました。
そして、ディスカッションは読んだ本の理解を深めるのに非常に効果的でした。

次回は第2部を読むことになります。
もう一人の監訳者の長谷川敦士さんも参加いだだけるということで、これまたとても楽しみです。

今回の企画を立てたcremaさん、アドバイザーとして参加頂いた浅野さん、坂本さん、会議室の手配や開催までのご協力をいただいた株式会社コンセントの加川さん、そして参加者のみなさん、お疲れさまでした&ありがとうございました。

デザイニング・ウェブナビゲーション --最適なユーザーエクスペリエンスの設計 (大型本)
ASINコード : 4873114101
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