linkerは「人と人」「人と情報」「人と物」をつなぐデザインユニットです。

【linker主催】デザイニング・ウェブナビゲーション読書会のこと。

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こんばんは!@cremaです。

今日の午後は三人組で、とある案件のミーティングにお邪魔してきました。

その案件にお声をかけていただいたキッカケは、私たち三人組があるUstream生中継に出ていたのを、担当の方(初対面)がたまたま見てくださっていたからという事実を知り、ちょっと嬉しい驚き。。。

さらにもう一人の担当の方(初対面)が、私とTwitterでつながっているディレクターさんとお知り合いで、「cremaさんとは、Poken Night!!で知り合ったんですってね」ということまでご存知だという。。。

いやぁ、こうやって色々なことがどんどんつながっていくWebの世界は、本当にドキドキしますねぇ。あぁ楽しい。

というわけで今日は、既に@taku-workも書いていますが、先週末にlinker主催で開催した「デザイニング・ウェブナビゲーション読書会」のことを書いてみようと思います。

何とも贅沢な読書会

こちらのそもそものキッカケは、この本の監訳者である浅野紀予さんにお食事によんでいただいたことでした。そしてなんと、その場で浅野さんよりご献本いただき、眠っていた私の読書魂に火がついたというわけです。

デザイニング・ウェブナビゲーション ―最適なユーザーエクスペリエンスの設計

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  • 長谷川 敦士 (監訳)
  • ASIN: 4873114101
  • [大型本]
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  • オライリージャパン

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しかしやっぱり最近、文字が沢山並んでいるのを見るとどうしてもめげてしまうので、これは一人では読めないなぁ。。。誰かの力を借りなきゃ!という考えに至りまして><

そこでとりあえずお知り合いの方に声をかけてみようと、mixiで「読書会をしませんか?」と告知をしたところ、マイミクさんであるコンセント加川大志郎さんが「(もう一人の監訳者である)長谷川敦士さんにもお声をかけて、コンセントのサロンを使って行ったらどう?」という信じられないほどありがたいご提案をしてくださったのです。

浅野紀予さんにもお声をかけたところ同席してくださるということになり、俄然ゴージャスになってきたこの読書会。さらに会の進め方や時間配分に関しても加川さんが的確にアドバイスをくださり、linker主催とは言いながら、実はほとんど加川さんが仕切ってくださったという。。。もう本当に大感謝です。

読書会の進め方

全部で13章あるこの本ですが、1章につき10分間でサマリーを発表+10分間でディスカッションをするという運びになったのです。ただしそうすると、20分×13章=260分(4.3時間)になってしまい、1回で実行するのには少々ボリュームが多すぎる感じです。

そこで2回に分けて開催することにし、1回目で第1部(1章から5章)と第3部(11章から13章)、2回目に第2部(6章から10章)+長谷川さんからのお話や質問タイムなどをもうける、という構成に落ち着きました。

1章ごとに発表の担当者を決め、箇条書きレベルのサマリーをスライドかプリントで準備してもらい、当日は1章から順番に発表。ディスカッションの時間には、みなさんからの疑問や意見とともに浅野さんから的確な補足をいただき、自分一人ではとても読み取りきれないレベルまで理解が深まった気がします。

特にこの本は英語からの翻訳本なので、直接日本語で書かれたのではない分かりにくさが幾つか見受けられました。たとえば「巧妙なラベル」というのは、日本語で読むとあまり悪い印象がないのですが、英語だと「クレバー」で少し「ずる賢い」というニュアンスがあることや、「ファセット分類」の「ファセット」は、多面にカットされた宝石という意味があることなど、英語に弱い私には、眼からウロコの補足をいただいたことが、本当にありがたい限りでした。

加えて、参加者の皆さんの実体験や素朴な疑問などを、その場で本を開きながら話し合うというのは、想像以上に身になるものですね。大変贅沢な体験だったと感じています。

関係者の皆さまに、改めてお礼を申し上げます。誠にありがとうございました。

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この写真は、コンセントさんのサロン。ぬくもりのあるテーブルやソファが揃った、とても落ち着く空間です。

今後の方向性

「デザイニング・ウェブナビゲーション読書会第2回」もぜひ有意義で実りのある時間にしたいと思うとともに、今後はもう少し開かれた形で様々な人に参加していただけるようなスタイルにして、別の書籍にもチャレンジできたらいいですね。

今のところの課題図書候補は「ペルソナ作って、それからどうするの? ユーザー中心デザインで作るWebサイト」かな、と思ってます。秋頃になったら企画しようかなぁ。

ペルソナ作って、それからどうするの? ユーザー中心デザインで作るWebサイト

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  • ASIN: 4797347104
  • [大型本]
  • 価格: ¥ 2,940
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